編集の基本方針2これからの社会では,科学技術の進歩,情報化,グローバル化などが急速に進んでいくことが予想されます。このような時代の変化に対応するためには,様々な知識を整理・統合して理解し,実社会での問題解決のために活かしていく力が必要になります。そのような力を育むため,「未来へひろがる数学」では次の6つの基本方針のもと,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて編集にあたりました。数学を学ぶ楽しさや意義を実感でき,質の高い学びを実現できる教科書生徒自らが学びの過程をふり返って評価し,改善する力をつけることができる教科書数学を通して,社会生活の課題に対しても活用することができる「数学的な見方・考え方」を体得できる教科書学習の中でICTを有効に活用できる教科書岡本 和夫東京大学名誉教授授業内だけではなく,多くの学びの場で生徒が使いたくなる教科書12資質を活かし,様々な能力を高めていくことができる教科書(問題発見・解決能力,思考力,判断力,表現力,情報活用能力)編集委員長からのメッセージ「数学を学ぶ」とは,単に知識を増やすだけではなく,将来新しい事象に出会ったときに柔軟に対応できる力をつけることでもあります。インターネットが生活の隅々にまで影響を与え,ビッグデータが積極的に活用されるようになった現在,数学を学ぶ意義はますます大きくなり,誰もが数学を活用していくことが求められています。この教科書が新しい時代にふさわしい学びの導き手となるように,系統性を柱とし,QRコンテンツも豊富に取り入れ,生徒が興味・関心を深めて自分の学びを広げていけることを目指しました。自ら考え,判断し,表現することができるようになることも強く意識して編集しています。この教科書が使われる学びの場で,主体的・対話的で深い学びが実現することを願っています。3456
元のページ ../index.html#4