令和3(2021)年度用 中学校理科 内容解説資料A
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教科書上の配慮サイエンス資料71割る数と割られる数の小数点を,同じ桁けた数すうだけ右に移し,割る数を整数にして計算する。2商の小数点は,割られる数の移した小数点にそろえて打つ。[ 割わり算ざん ]1小数点がないものと見て,計算する。2積の小数点から下の桁数は,かけられる数とかける数の,小数点から下の桁数の和にする。[ かけ算 ]理科の学習を進めると,数かずの知識が必要になったり,計算をしたりすることがあります。ここでは,算数・数学の内容や,単位,数すう値ちについて確かくにん認しましょう。質量137.7 g,体積10.2 cm3の物質の密みつ度どを求める。例 よって,この物質の密度は13.5 g/cm3となる。よって,この物質の質量は112 gとなる。密度8.96 g/cm3,体積12.5 cm3の物質の質量を求める。例 物質の質量=物質の密度×物質の体積=8.96 g/cm3×12.5 cm3物質の密度=物質の質量物質の体積=137.7 g10.2 cm³=137.7 g÷10.2 cm3割る数,割られる数を10倍する。(小数点を1桁ずつ右へ移す。)割り算では0をつけたして計算を続けることができる。割られる数割る数137.710.210倍10倍137.710.21377102357306510510013.5102物質の密度を求める式を変形すると,理科でよく使う算数・数学【算数・数学と関連】右の例の場合は,小数点から下の桁数は,かけられる数が2桁,かける数が1桁なので,積の小数点を3桁左へ移すよ。小数点を2桁左へ移す。小数点を3桁左へ移す。小数点を1桁左へ移す。896×125448017928961120008.96×12.544801792896112.000かける数÷100÷10÷10008.96×12.5かけられる数小数の計算【算数・数学と関連】直列回路における回路全体の電気抵抗は, 60 mA=0.06 Aなので,=50 Ω3.0 V0.06 A=3.0 V ×1000.06 A×100=300 V6 A全体の電気抵抗=分母と分子に同じ数をかけても,分数の大きさは変わらない。もともと物質がもっているエネルギーを化か学がくエネルギーという。化学変化を利用して,物質がもっている化学エネルギーを電気エネルギーに変へん換かんしてとり出す装そう置ちを電でん池ち(化か学がく電でん池ち)という。「化学エネルギー」についてはp.136参照。つながるページガソリン自動車は,ガソリンと空気を混ぜた気体を燃焼させ,ピストンを上下運動させてクランクシャフトを回すことによって走る。つまり,化学変化によって物質も仕事をする能力をもっていると考えることができるので,反応前の物質はエネルギーをもっているといえる。このようなエネルギーを化か学がくエネルギーという。ががギ【家庭科と関連】食品の栄養成分表示の熱量(またはエネルギー)は,キロカロリー(記号kcal)という単位で表される。熱量の単位には,水の温度変化を基準にしたものもあり,カロリー(記号cal)で表す。1 calは1 gの水の温度を1 ℃変化させるときに出入りする熱量で,約4.2 Jに相当する。1000 cal=1kcalである。平安時代に清せい少しょう納な言ごんの著あらわした『枕まくらの草そう子し』の一節に,「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星,すこしをかし。尾おだになからましかば,まいて」というくだりがある。これを理科的に現代語訳やくすると,「星はプレアデス星団,アルタイル,夕方に光る金星がよい。流星も少し趣おもむきがある。尾さえなければ,もっとよいのだけれど」となる。星はすばる【国語と関連】がく気を混ぜた気体を燃体体体体体体体体を焼「化学エネルギー」については,p.223参照。つながるページ理科の学習に欠かせない算数・数学の知識を,必要な場面で丁寧に示し,さらに巻末にもまとめて掲載しています。他の教科との関連がマークで明示されているので, 教科横断的な理解につながります。他教科・他単元との関連3● 算数・数学の知識をフォロー● 他の教科との関連● 単元間の関連p.2382年p.2233年p.1363年生徒がつまずきやすい点は,朱赤文字で解説しています。エネルギー単元物質単元p.326~3273年p.295~2962年p.280~2821年算数・数学の知識を,各学年の巻末に掲載p.2452年p.613年すばる(散開星団)と,枕草子熱量と,食品のカロリー側注で計算方法を解説理科の単元間の関連も示しています。30

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