令和3(2021)年度用 中学校理科 内容解説資料A
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教科書上の配慮DNAをとり出し❶ブロッコリーのつぼみをはさみで切りとる。❷切りとったつぼみ約5gを乳にゅう鉢ばちに入れ,水2cm³を加えて乳にゅう棒ぼうでよくすりつぶす(細さい胞ぼう壁へきや細さい胞ぼう膜まくをこわす)。❸DNA抽ちゅう出しゅつ液えき(水50 cm³に塩化ナトリウム5gと,中性洗せん剤ざい5~6滴てきを混ぜ合わせたもの)約50 cm³を加えて軽く混ぜ,10分間静置する。保護眼鏡けが注意つぼみ中性洗剤には細胞や核かく,染せん色しょく体たいをとかす成分がふくまれているよ。DNAをとり出してみよう岩手県中ちゅう尊そん寺じ金こん色じき堂どう (岩いわ手て県平ひら泉いずみ町)金をたたいて引きのばした金ぱくを使っている。(⇒p.147関連)青森県寒かん立だち馬め (青あお森もり県東ひがし通どおり村)尻しり屋や崎ざき周辺で生活しているウマで哺ほ乳にゅう類。寒い気候の中でじっと立っているすがたが名前の由来。(⇒p.47関連)秋田県秋あき田た犬 (秋田県大おお館だて市)大形の日本犬で国の天然記念物❶。三角形の耳と巻まいた尾おが特とく徴ちょう。イヌは哺ほ乳にゅう類。(⇒p.47宮城県山形県最も上がみ川と さくらんぼ (山やま形がた県)さくらんぼはセイヨウミザクラの果実。ミツバチや人の手によって受粉し,果実ができる。北海道洞とうや湖と タンチョウ (北ほっ海かい道どう洞湖町)洞湖は,約11万年前の噴ふん火かで生じた「洞カルデラ」に水がたまったカルデラ湖。(⇒p.94関連)タンチョウは全長102~147 cmの鳥類。北海道東部の湿しつ原げんに生息する,日本で繁はん殖しょくをする唯ゆい一いつのツルのなかま。(⇒p.47関連)予想とちがうデータがあったのでそこだけ消そうかな…。都合の悪いデータを消してはいけません。予想とちがう結果になった理由を考察してみよう。予想と食いちがう結果になっても,無視してはいけません。後になってからノートを読み返してみたら,自分でも探究をきちんとふり返られない。そのようなことがないように気をつけましょう。これ何て書いてあるんだろう?研究用のノートを1冊用意するといいよ。サイエンス資料6理科における話し合いと発表考えることが得意な人,人前で話すことが得意な人,考えをまとめるのが得意な人,みんなで力を合わせることがだいじだよ!そうか!そんな見方もあるんだね!もう一度考えてみようかな。グループで話し合う活動を通して,たがいの考えを引き出し,深めることができます。話し合うテーマ・目的が決まったら,次のように進めてみましょう。・今まで学習したことや,日常生活で経験したことなどをふり返り,知識を活用して考えよう。・なぜそのように考えたのか,根こん拠きょを説明できるようにしよう。・ほかの人の発言を注意して聞き,いろいろな見方や考え方があることを知ろう。・自分の考えとの共通点や異ことなる点をとらえながら聞き,必要に応じて質問しよう。・わかったこと,考えられることを整理して考察を深めていこう。・科学的な根拠を明確にして,自分の言葉で書いてみよう。・ほかの人にわかりやすい説明をくふうしよう。図や表,写真なども活用しよう。・レポートやポスターは読み返して点検し,よりよい表現にしよう。・自信を持って,大きな声で,相手のほうを見て話そう。・根拠や条件を明確にして話そう。(話し方の例「○○なので,△△である。」「もし○○なら,△△である。」)・資料やICT機器を効果的に活用して話そう。科学的な用語も使ってみよう。・主語と述語を明確にして,相手にわかりやすい言葉で伝えよう。・進行係や記録係などを役やく割わり分担して,進行のしかたをくふうしよう。・話し合うテーマ・目的から外れないようにしよう。・ほかの人の見方や考え方を尊そん重ちょうし,たがいの意見を交換することで,考えを整理していこう。相手に話す相手の考えを聞くグループで話し合うまずは自分で考える対話するまとめる発表する考えを広げ深める対話方法例身有機物無機物考p.3203年p.2922年p.2681年学習に役立つ資料が豊富5● 地域・環境資料集 サイエンス・スタンプ 47● 探究もフェアプレイで● 自由研究テーマ例● 理科における話し合いp.2982年p.2791年ほかにも● 理科でよく使う算数・数学● ICTの活用● 近代科学・技術の発展 などp.321~3223年p.293~2942年p.269~2701年p.271~2771年探究する力を活用できます研究倫理の基本が身につきます全国の自然や伝統・文化に触れられます主体的・対話的で深い学びへ32

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