新×レイアップシュートのコツレイアップシュートのしくみボールと選手の手がいっしょに動いている。真上に投げる。バスケットボールのレイアップシュート(走りながら打つシュート)は,プレイの基本です。上手な選手はいとも簡かん単たんにシュートを決めますが,このプレーには慣性の法則が関係しています。まず,フリースローのように立ち止まって打つシュートを考えましょう。このとき,選手はボールをゴールに向けて投げます。しかし,レイアップシュートのように走りながら打つシュートでは,ボールをゴールに向かって投げると失敗するので,「上に置くように投げる」とよいとされています。これはなぜでしょうか。走りながら打つシュートでは,手をはなす直前まで,ボールは走る選手といっしょにゴールに向かって進んでいます。つまり,ボールはゴールに向かう水平方向の運動をしています。そこで,ボールを自分の真上に置くように投げると,ボールは水平方向には慣性の法則で動き続け,ゴールに向かって動いていき,うまくゴールに入るのです。レイアップシュートオリンピック・パラリンピックなどのスポーツの写真を学習の導入で用いたり,コラムでスポーツと理科との関係を扱ったりするなど,色々な角度から理科への興味・関心を引き出す工夫をしています。啓林館は,すべての子どもたちが支障なく学習できるインクルーシブ教育を目指します。(監修:筑波大学 柘植雅義 教授)スポーツとオリンピック・パラリンピック9だれもが支障なく学べる教科書を目指して10p.1993年p.2813年図や写真は上部,本文は下部にそろえたレイアウトを基本にした,可読性・視認性の高い教科書です。● 読みやすいレイアウト● 特別支援教育等への配慮p.190,266, 2813年p.238~2391年オリンピック・パラリンピック選手が教科書に登場!スポーツと理科のつながりがわかるコラムメディア・ユニバーサル・デザイン色覚特性をふくめた,すべての人が見やすく,読みやすいデザインにしました。(メディア・ユニバーサル・デザイン協会の認証を申請中)ユニバーサルデザインフォントだれもが「読みやすい」,「読み間違えにくい」フォントを採用しました。フォントサイズや行間にも配慮しています。配慮したポイント① 本文の流れを切るように図を配置しない。② 本文幅を一定にする。35教科書上の配慮
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