令和3(2021)年度用 中学校理科 内容解説資料A
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地球の大気と天気の変化地 球70この島は,インド洋に浮うかぶ世界自然遺い産さんのアルダブラ環かん礁しょうである。陸の上にだけ雲が発生して不思議な風景をつくっている。南の島々では,このように島の上にだけ雲が発生することがある。どのようなしくみでこのような現象が起こるのだろうか。この単元では,観測や実験を通して,地球の大気のようすを探さぐり,天気の変化のしくみを探たん究きゅうしていこう。アルダブラ環かん礁しょうと雲(セーシェル)地球をとり巻く大気のようす1章大気中の水の変化2章学びの見通しこの単元を学ぶ前と後で,あなたの考えはどのように変わるかな?学んだ後にリトライ!天気の変化と大気の動き3章大気の動きと日本の四季4章「天気のことわざは当たるの?」あなたは明日,遠足にいきます。燃えるような夕焼けを見た友人が「夕焼けは晴れ,朝焼けは雨」といいました。天気に関係することわざに興味をもったあなたは,調べてみることにしました。ことわざに根こん拠きょはあるのでしょうか。学ぶ前にトライ!科学にアクセスこの単元をちょこっとのぞいてみよう!地球71テレビの天気予報を担たん当とうしています。気き象しょう庁ちょうから届とどく天気図や気象データ,地域の特性などを考こう慮りょして,今後の天気を予想して放送で伝えます。天気や気温は,商品の売れ行きにもかかわります。こうした影響力のある情報を伝えることができるので,やりがいがあります。もっともたいせつなのは「防災情報を的確に伝えること」です。気象災害で人々の命が奪うばわれてしまうことがあります。危険をいち早く予測し,伝える技術が求められます。また,短い天気予報の時間で伝わるよう,情報をしぼり,聞いただけでもわかるような言葉で伝えています。太陽,大気,水は相そう互ごに影響し合い,多様な気象現象を生み出します。「似たような天気」はあっても,「まったく同じ天気」にはなりません。ですから,いつでも新たな発見や感動があり,知的好こう奇き心しんをもち続けることができます。気象予報士の仕事どのようなお仕事をしていますか。お仕事で気をつけている点はありますか。お仕事の魅み力りょくを教えてください。気象予報士の岡おか安やすさん新しい教科書で実現する「主体的・ 資質・能力を育むために重要な「主体的・対話的で深い学び」。 新しい教科書には 「主体的・対話的で深い学び」の実現につながる題材やコーナーをたくさん用意しています。主体的な学びp.1212年p.70~712年もっと理科を学べば気象予報士になれるかな。どうして島の上にだけ雲ができているんだろう?雲はどうやってできるのかな?学習への興味・関心を高める導入写真や,自己のキャリア形成を意識させるコラムなどで,「知りたい!」「学びたい!」という主体的な学びに導きます。●例えば,「単元導入」では…●例えば,「お仕事ラボ」では…学習を進めると…興味・関心を高めるビジュアルな導入写真理科の学びがキャリア形成につながる36解 説 1

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