各学年の特徴(2年)0.1 mm0.01 mm0.01 mm0.01 mmタマネギの表皮オオカナダモの葉トマトの表皮レタスの表皮図2観察1の結果例8観察1から表面をみると,植物は小さな部屋のようなものが集まってできていることがわかる。この1つ1つを細さい胞ぼうという。動物も植物と同じく,細胞でできている(図3)。生物の体をつくる細胞の数多くの植物や動物の体は,たくさんの細胞からできているが,ゾウリムシやアメーバ,ミカヅキモなどは体が1つの細胞でできている。このような生物を単たん細さい胞ぼう生せい物ぶつという。単細胞生物は,運動や栄養分のとり入れ,不要なものの排はい出しゅつ,なかまをふやすこと,これらすべてを1つの細胞だけで行っている(図4)。これに対して,ミジンコやヒト,ツバキなどの体は,さまざまな種類の,多数の細胞からできている。このような生物を多た細さい胞ぼう生せい物ぶつという。多細胞生物の体は,細胞がどのように集まって成り立っているのだろうか。図4単細胞生物の体(ゾウリムシ)核はp.14で学習する。消化のはたらきをするところ核かく口のはたらきをするところ水分の調整を行うところ運動のはたらきをするところ図5単細胞生物と多細胞生物0.2 mmミジンコアメーバゾウリムシ図3ヒトをつくるいろいろな細胞細胞は見やすいように染せん色しょくしてある。0.1 mm0.01 mm0.1 mm0.1 mm0.1 mm筋肉骨ほね手のひら血液大だい脳のう白血球赤血球0.01 mm肝かん臓ぞう神経細胞細胞細胞細胞細胞9 生命51015p.8~92年学習指導要領のおもな変更点● 「葉・茎・根のつくりと働き」のうち,内部構造と働きに関連する箇所が移行しました。(1年から)●「動物の体の共通点と相違点」が移行しました。(1年へ)● 「生物の種類の多様性と進化」が移行しました。(3年へ)平成28年度用教科書からのおもな変更点● 細胞→植物→動物という展開にしました。植物のはたらき(光合成,呼吸,蒸散)と,動物のはたらき(消化,呼吸,体循環や排出)が比較して理解できます。学習指導要領と教科書の変更点章の構成1章 生物の体をつくるもの2章 植物の体のつくりとはたらき3章 動物の体のつくりとはたらき探Q実験唾液のはたらき4章 動物の行動のしくみみんなで探Qクラブ生パイナップルを使ったゼリーが固まらないのはなぜ?ひろがる世界細胞内のリサイクル機能生物の体のつくりとはたらき細胞について学習し生物の共通点について理解を深めた後,植物と動物の体のつくりとはたらきを比較して学習できるような展開にしました。唾液のはたらきを調べる実験では,生徒自らが実験方法の計画を立案し,探究的に進められるようにしました。年2生 命細胞の存在に気づかせる,豊富でビジュアルな資料です。44
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