令和3(2021)年度用 中学校理科 内容解説資料A
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観 点啓林館の特色具 体 例①見通しをもって主体的に観察,実験を行えるように工夫されているか。■見通しがもてる実験ページのラインデザイン・ 生徒観察・実験は,「目的」「方法」「結果」「考察」の過程が1本のラインで示され,見通しをもって観察・実験を行えるよう配慮されている。・ 「目的」が明示されており,観察・実験を通して何を解決したいのかを意識できるよう配慮されている。●生徒観察・実験(全学年計76箇所)[1年] p.27,163 [2年] p.87,268[3年] p.13,271 など②安全,衛生,事故の防止に十分留意した内容となっているか。■注意・安全マーク・ 観察・実験の「安全マーク」は,文字とアイコンを組み合わせて示されており,注意すべき内容が確実に伝わるよう配慮されている。■理科室の使い方,実験を安全に進めるために・ 全学年に掲載されたサイエンス資料「実験を正しく安全に進めるために」で,加熱器具の扱い方や薬品のとり方などが丁寧に示されている。また,「実験中に地震が発生した場合」で,地震発生時の行動指針がイラストとともに紹介されている。・ 2年の硫黄を用いた実験では,換気などの注意をまとめた「ステップ0:安全を確認する」が新たに設けられ,事故防止に十分留意されている。●注意・安全マーク[全学年] p.6で解説。●実験を正しく安全に進めるために[1年] p.130-137 [2年] p.136-137 [3年] p.102-103(※「実験中に地震が発生した場合」を新規掲載。)●実験室のまちがい探し[1年]巻末の探Qラボ(物質)●硫黄を用いた実験の安全配慮[2年] p.176-177③基礎的・基本的な観察・実験操作の技能を習得するための工夫がされているか。■観察・実験の技能の確実な習得・ 実験をうまく進めるコツが「ポイント」として示されている。・ 理科室でよく使用する顕微鏡やガスバーナーの使い方が,1・2年生ともに「サイエンス資料」で詳しく紹介されており,基本的な技能の習得が図れるよう配慮されている。・ 「実験(観察)のスキル」で,特定の実験(観察)で使う技能が,実験(観察)とセットで紹介されている。また,QRコードを読みとると,実験器具の使い方などを動画でも確認できるよう工夫されている。●実験の「ポイント」[1年] p.97,157 [2年] p.13,251 [3年] p.109 など●実験器具の使い方[1年] p.132-135,p.10-11 [2年] p.6,138,222 など●実験のスキル,QRコンテンツ(動画)[1年] p.172/ろ過のしかた [2年] p.228 など④観察・実験などの数や程度は適切か。■配当時数や多様な状況に配慮した観察・実験・ 学習指導要領に示された観察・実験を「生徒観察・実験」として過不足なくとり上げている。・ 観察・実験は,授業でとり組む「生徒観察・実験」,演示実験や代替実験として活用できる「ためしてみよう」,「図示実験」の3段階として,フレキシブルに活動できるように配慮されている。●観察・実験の数(全学年計179個)生徒観察・実験[1年] 23個 [2年] 28個 [3年] 25個ためしてみよう[1年] 22個 [2年] 20個 [3年] 17個図示実験[1年] 18個 [2年] 17個 [3年] 9個⑤観察・実験を計画したり,結果を分析,解釈して考察したり する学習活動について,工夫されているか。■観察・実験の計画,結果の分析・解釈・ 本文の適所に「考えてみよう」や「話し合ってみよう」などの活動が設けられており,生徒が主体的に観察・実験の計画を立案したり,結果を分析して解釈したりできるよう工夫されている。■探究の過程を重視した観察・実験・ 「探Q実験」では,生徒自らが観察・実験を計画し,結果を分析・解釈する活動が行いやすいよう工夫されており,さらに巻末の「探Qシート」により主体的な探究活動がサポートされている。●計画の立案,結果の分析・解釈の活動[1年] p.72,111,172,180,229[2年] p.30,145,200,222,242[3年] p.79,126,192,285 など●探Q実験(各学年4実験)[1年] p.13/生物のなかま分け など●探Qシート(各学年4シート)[全学年]巻末⑥器具・材料は入手しやすく,身近なものや自然なものを使用しているか。また,環境に配慮した実験方法をとり入れているか。■入手しやすく,使いやすい器具・材料・ 「生徒観察・実験」の素材は,特殊なものは避け,入手しやすいものが選ばれている。また,器具は安全かつ確実に観察・実験を進めることができる一般的なものを使用し,簡易型電気分解装置など学校に普及しつつある使いやすい教材も導入されている。・ 活動タイプの「深めるラボ」,「自由研究テーマ例」などで,身近な素材を扱った実験が豊富に掲載されている。■環境に配慮した実験方法・ 3年の物質単元では,使用する薬品や廃液の量が少なく,個別実験も可能なマイクロスケール実験が採用されており,環境への負担軽減や個別実験の実現に配慮されている。●使いやすい器具[1年] p.149/電子てんびん [2年] p.21/気体検知管[3年] p.113/簡易型電気分解装置 など●身近な素材を利用した活動[1年] p.52/チリメンモンスターの観察[2年] p.293-294/自由研究テーマ例[3年] p.141/身近なものでつくる簡単な電池 など●マイクロスケール実験[3年] p.127,135,144-145,1495観察・実験 ※構成要素の掲載箇所と数は,本冊子p.67もご参照ください。61観点別特色一覧表

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